今週も木曜の段階でエルヴェ・ポンシャラルがテック3のライダーラインナップはミゲル・オリヴェイラとハフィズ・シャーリンの可能性が高いとしていましたが、この段階でミゲル・オリヴェイラのテック3 KTM入りが確定しました。

ミゲル・オリヴェイラ

「まだシーズンも始まったばかりですが、KTMが既に自分がMotoGPクラスに挑戦するのに十分だと判断してくれた事を感謝しています。本当にこれには感謝しているんです。自分はずっとMotoGPで走ることを夢見てきました。これを今まで目標としてきましたし、この目標を達成出来たのは本当にポジティブなことです。まだMoto2のシーズンは長いですが、こうしてMotoGP昇格が明確になった今は、リラックスしてこれからのライディングに集中していくことが出来ます。自分はルーキーズカップの頃からずっとKTMでステップアップをしてきました。自分にスピードがあると信じていますし、自分の例を他のライダー達が見て、KTM、そしてKTMのプロジェクトを信じることが出来るでしょう。自分にはスキルがあると思っていますし、MotoGPバイクで良いパフォーマンスを発揮していくスキルと意志があると思っています。」

ピット・バイラー

「KTMにとって今回の契約は実に大きなステップで、これはルーキーズカップからこのパドックで、MotoGP昇格までの構造を作り上げることを証明したと言えるんです。KTMが始めたルーキーズカップからスタートしたライダーが、最終的にMotoGPチームに加入出来るということなんです。Aki Ajoと共にMoto2において、MotoGPにステップアップ出来る仕組みを作り上げました。Akiにはこのパートナーシップに感謝をしたいと思っています。彼はライダー達と共に素晴らしい仕事をしていると言えるでしょう。ライダー達は彼の”スクール”から卒業し、MotoGPに対しての準備が出来ている。ですからミゲルに対して今回のチャンスを与えることが出来たんです。同時にミゲル自身が、素晴らしいMotoGPライダーになるのに、そしてそのためにパートナーとしてKTMを選んでくれたことに感謝しています。我々には既に素晴らしい才能を持ったライダー達が揃っていますが、まだ1つシートが残っています。エルヴェ・ポンシャラル、Aki、マイク・レイトナーが揃って、このパドックの中で戦略を練れる事を嬉しく思います。ミゲルはMoto2クラスでの優勝、表彰台、タイトル獲得という目標がありますが、KTMはこれを全力でサポートしていきます。そして彼のMotoGPライダーとしてのキャリアはバレンシアで始まるんです。」

23歳のミゲル・オリヴェイラは、2015年に Red Bull KTM Ajo Moto3チームに加入。今までに6勝、9度の表彰台を獲得しています。彼は2017年にMoto2クラスにステップアップ、9つの表彰台を獲得、3勝を記録しています。彼は2018年に既に表彰台を2度獲得しています。

(Photo courtesy of michelin)

(Source: KTM)