ミシュランは再びスペイン国境を越え、MotoGP™世界選手権第 14 戦、そして夏のヨーロピアン・ツアー11 戦目が開催されるモーターランド・アラゴンに向かいます。

The Gran Premio Movistar de Aragón(※アラゴン・グランプリ)は、イベリア半島で開催される 4 つのレース(他の 3 レースはヘレス、バルセロナ、バレンシア)の 3 番目ですが、スペインの豊かな多様性によって、各大会はまるでそれぞれ異なる国で行われているかのような印象を与えます。

モーターランド・アラゴン・サーキットは、テルエル県の岩の多い砂漠地帯に位置しており、アルカニスの町に程近いところにあります。夏の間の非常に暑く、乾燥した気候はスペイン全土に知られており、5,078m のサーキットは、タイヤにとっては過酷な場となりますが、MICHELIN Power slick はそれに応えるべく準備されています。フロントタイヤはソフト、ミディアム、そしてハードが用意され、すべて左右対称設計です。リアについても同じくソフト、ミディアム、ハードが用意されますが、こちらは左側のショルダー部分をよりハードにした左右非対称設計となっています。これは右コーナーより3つ多い10の左コーナーがある反時計回りのコースレイアウトに対応したものです。

コースは約1キロメートルにおよぶ長いストレート、高速で抜けるターンやタイトなヘアピンを含む様々なコーナーを有するテクニカルなレイアウトとなっており、天候が良ければチャレンジングなサーキットとなりますが、同時に気温の低い朝の走行では特別な注意が必要なサーキットでもあります。また、この地方は豪雨や雷雨に見舞われる恐れが常にあります。その場合に備えて MICHELIN Power rain は、前後ともソフトとミディアムコンパウンドのものが用意されます。フロントは左右非対称設計ですが、リアタイヤはスリックタイヤと同様、左側のショルダー部分をよりハードにした左右非対称設計となっています。

ミシュランとMotoGPライダーは9月21日金曜日の朝、この日2回行われるフリープラクティスから走行を開始します。プラクティスは土曜日に更に2回行われ、午後にはレースのスターティンググリッドを決める公式予選が行われます。23周で争われる決勝は、9月23日日曜日、現地時間14時00分、日本時間21時00分にスタートします。

ミシュラン・モータースポーツ2輪マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「昨年のアラゴンは非常に変わりやすい天候でしたし、このところの数レースも同様の天候だったので、私たちは今週末のレースは安定したコンディションになることを望んでいます。コースは非常にテクニカルなレイアウトで、私たちは昨年のレースで前戦ミサノと同様、全6種類のコンパウンドを使用しました。すべてのライダー、チーム、およびマニュファクチャラーが使用でき、各レースで最適なパフォーマンスを発揮するタイヤを供給することは、常にミシュランの意思であり、これは私たちにとって非常に重要なことです。私たちはワンメイクシリーズの中に競争環境を作り出すことを目指しましたが、それを達成したと信じています。すべてのライダーがレースにおいて、情報に基づいた、最高のタイヤ選択をすることはまさにチャレンジであり、そのことがよりエキサイティングで緊迫したレースへと繋がるのです」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)