オーストリアではタイヤの選択、そしてタイヤ温存という戦略が功を奏したと語るドヴィツィオーゾ。今回はDucatiではなく、ヤマハ、スズキの強みが目立つトラックとなるが、その中でマルケスについていけるだろうか。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マルクと最終ラップまで素晴らしいバトルとなったオーストリアは最高のレースで、優勝は素直に嬉しいですね。シルバーストーンはトラックとしては素晴らしいですから、あとはバンプがどうなっているかです。新しい路面がとにかく楽しみです。」

「イギリスの天候は好きではありませんが、イギリス開催のレースでは常に良い結果を収めています。ドニントン・パークはスペシャルなトラックですが、シルバーストーンでは常に良い調子でレースが出来ています。印象としてはテクニカルで難しいトラックということですね。」

「そのトラックで最強で無い中での優勝は過去にありますが、オーストリアではマルクのペースのほうが僅かに速かったですね。彼はそれを活かして逃げようとしていましたが、自分のほうが速いパートがあり、ついていくことが出来ました。影響が大きかったのは気温で、これでタイヤの性能が変わりました。」

日曜ではソフトがベストで、ミディアムはソフトに劣る形だったんです。土曜はそれが逆であったんですよ。それで自分はマルクについていくことが出来ましたし、タイヤを最後まで温存するという戦略も良かったと思います。タイヤのグリップを最後まで使い切らず、残り5周の段階出自分のほうが高いグリップがタイヤ右側に残っていたんです。」

「オーストリアのレースは5回は見直しましたね。ああやって自分の走りを見るのは不思議なフィーリングです。しかし、レースを見直すと毎回新しい発見があります。全ての経験から学習が可能なんです。キミリンクについては、まだピッロのフィードバックは聞いていません。ただ、MotoGP2019のバイクだと1速、2速で走る区間が多いようですね。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)