昨年からも言われていることだが、ファビオ・クアルタラロは改めてDucatiの強さをバレンシアで感じたようだ。今年はフランチェスコ・バニャイアの成績が前半に安定しなかったことでチャンピオンシップでは最終戦までもつれ込まずに戦えたが、前半からペッコが安定したレースを展開していた場合、チャンピオンシップ最終戦までポイントで苦戦したのはファビオだったかもしれない。

ヤマハも何をすべきかわかっているはず
ファビオ・クアルタラロ
「残念ながら後方からのスタートだと、バレンシアはオーバーテイクが難しいサーキットです。ヤマハにはこうした状況でも戦えるパッケージを要望しているんです。」
「今日のようにDucatiが3台トップにいることは、将来的に改善をする必要があると改めて教えてくれたと思います。心配はしていませんが、2022年に向けては明確に変わる必要があるでしょう。」
「トラックの外から見ていると、Ducatiの旋回性、ブレーキング、電子制御について理解は難しいでしょう。自分は何度もチームに話していますが、ヤマハも何をすべきか分かっていると思います。」
「ヤマハにも強みはあるものの改善が必要な点があるのも事実です。今の弱点を改善出来れば限界に到達することなく戦うことが出来るでしょう。」
(Photo courtesy of michelin)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。