フランチェスコ・バニャイアが優勝
2025年MotoGP第3戦 アメリカズGPレース直前の雨によりグリッド上で混乱が発生。最終的に赤旗が提示され14:10にピットレーンオープン、再スタートはクイックスタート手順で実施され、すべてのマシンがスリックで臨む展開となった。このレースではフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)がマルク・マルケスの転倒を突いて優勝、自身通算30勝目を挙げた。一方で、アレックス・マルケス(BK8 グレジーニ)は2位でフィニッシュし、MotoGPのポイントリーダーに浮上した。

マルケス独走から一転、ターン4での転倒
スタート直後、マルク・マルケスがホールショットを奪い、1周目終了時点で1.1秒差の独走体制に。しかし、バニャイアが着実にアレックス・マルケスを攻略して2番手に浮上。5周目には2秒以上のリードを築いたマルケスだったが、6周目のターン4で転倒。濡れた縁石に乗ってフロントを失った。マルケスは再スタートを試みたものの、右ステップを失ったマシンで走行続行は不可能。18位で再走したが、13周目にリタイアを決断。
バニャイア独走で勝利、アレックスが新王者リーダーに
マルクの転倒により、バニャイアが先頭に立ち、アレックス・マルケスが2位をキープ。ディ・ジャンアントニオも追撃したが届かず、最終結果はバニャイア1位、アレックス2位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ3位。バニャイアは通算30勝目に到達し、史上10人目の大台突破を達成。一方、アレックス・マルケスは6戦連続表彰台で総合首位に浮上。ディ・ジャンアントニオも存在感を見せた。
次戦はカタール
バニャイアが勢いを取り戻し、アレックス・マルケスがタイトル争いの先頭に立つ混戦のMotoGP。マルクのミスは今季の展開にどう響くか? 第4戦カタールでの再戦に注目が集まる。
決勝レース結果
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
1位 | 63 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 39’00.191 |
2位 | 73 | アレックス・マルケス | DUCATI | 39’02.280 |
3位 | 49 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | DUCATI | 39’03.785 |
4位 | 21 | フランコ・モルビデッリ | DUCATI | 39’10.923 |
5位 | 43 | ジャック・ミラー | YAMAHA | 39’12.048 |
6位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | APRILIA | 39’12.429 |
7位 | 23 | エネア・バスティアニーニ | KTM | 39’13.006 |
8位 | 10 | ルカ・マリーニ | HONDA | 39’15.837 |
9位 | 79 | 小椋 藍 | APRILIA | 39’16.535 |
10位 | 20 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 39’18.446 |
11位 | 42 | アレックス・リンス | YAMAHA | 39’24.447 |
12位 | 25 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 39’28.129 |
13位 | 7 | アウグスト・フェルナンデス | YAMAHA | 39’35.931 |
14位 | 12 | マーべリック・ビニャーレス | KTM | 39’42.915 |
15位 | 32 | ロレンソ・サヴァドーリ | APRILIA | 39’46.588 |
16位 | 35 | ソムキャット・チャントラ | HONDA | 40’03.792 |
17位 | 5 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 40’01.901 |