カタルーニャGPに戻るも過去にとらわれず
昨年11月にチャンピオンシップを決めた舞台であるカタルーニャGPに戻ってきたホルヘ・マルティンは、過去の栄光に浸ることなく、今週末の戦いに意識を集中している。大きな変化を遂げたアプリリアのマシンに対応する中、バイクとの理解を深めつつ、予選での課題克服に向けて一歩ずつ進む姿勢を見せた。マルク・マルケスのパフォーマンスに刺激を受けながら、自信と手応えを積み上げていくマルティンは、新たなデザインのスペシャルヘルメットと共に、自身の走りを磨く覚悟を胸にカタルーニャの地を走り抜ける。

思い出を胸に、今週に集中する姿勢
「ここでは昨年11月にチャンピオンシップ優勝の思い出があります。ただ、思い出は思い出ですから、今週に集中していきます。バイクがどのように機能するか確認していきますし、アプリリアには得意なトラックです。ただ、ステップ・バイ・ステップで進んでいきたいですね。」
マシンの進化と現在の手応え
「現時点では結果を考えていません。バイクはここ数ヶ月で大きく変化していますし、過去とは違うバイクではあると思いますが、ここでも機能すると思います。ベストを尽くしたいですね。」
予選改善に向けた取り組みと課題
「予選を改善できるのは時間の問題だと思います。マルクが素晴らしい予選をしていますが、自分は少し苦戦しているんですよね。バイクをさらに知っていくことが重要です。レースをするごとに自信が増えていますが、1周を全力でプッシュするのに少し苦戦を続けています。バルセロナでは自分の走りで自信を感じていきたいですね。」
特別デザインのヘルメットに込めた想い
「MotoGPのビデオゲームで開催されたコンテストで応募があったものから選んだデザインのヘルメットを今週は使用します。スペイン国旗、マルティネーターのイメージを込めて描かれているのでパワーをもらいたいですね。」
マルケスから受ける刺激とモチベーション
「マルクのレベルの高さは本当に参考にしています。本当に優れた才能のライダーを見て自分も改善しようと常に考えています。彼がレベルを上げ続けているので、これは追う側にとっても嬉しいことです。引き続き前を向いて追いついていきたいですね。」
セッティング改善と今後の課題
「バラトンはウォームアップでセッティングを変更してフィーリングが改善したところ、良い走りができました。バラトンでは少しだけ足りなかった部分を修正出来たわけですが、バイクに慣れていくことが必要です。ただ、テスト時点ではバイクは機能しているように感じていましたが、まだ自分の思うようなライディングをするには時間がかかると思います。」