“消えない炎”を胸にマルケスが逆襲V
マルク・マルケスが「シーズン中で最もタフ」と語る日本GPで、自身のミスを乗り越えた劇的な勝利を飾った。最大のライバルであるマルコ・ベッツェッキが最終ラップまで食らいつく中、マルケスは昨日の転倒を胸に秘め、ターン11での連続ミスにも動じず冷静なライディングを貫いた。メッシへのリスペクトを込めた勝利の祝福も印象的で、チャンピオンシップ争いにおいて重要な一戦を制した形だ。Ducatiの快進撃はムジェロに続き、再び頂点に立った。








終盤は長かった
「シーズン中で最もタフなレースでした。マルコ・ベッツェッキは最も打ち負かすのが難しいライバルだったと思います。最終ラップでもしっかりと追いすがってきました。ただ、昨日のミスもあって自分の中には消えない炎がありました。昨日のミスに対してはこうして優勝することが最高の形のリベンジだったと思います。マルコのミスがあってオーバーテイクは容易でしたが、終盤は非常に長く感じました。ターン11から3連続でミスをしてしまいグリーン部分を超えてライディングをしていました。次にミスをしてしまったらロングラップを受けるところでしたから、グリーン部分には注意を払って走行していました。」
「自分にとってフットボールプレイヤーのメッシは常に参考にすべき選手です。今日のお祝いは彼にあやかったものです。日本でチャンピオンシップ優勝ができる可能性がありますが、これ以上集中を失いたくありません。同じレベルを保っていきたいです。引き続きプッシュしていきたいですね。ダヴィデ・タルドッツィからプッシュしろと言われて昨日は転倒しましたが、今日は少しコントロールして走行しました。Ducatiがムジェロに続いて優勝が出来たことが嬉しいですね。」