表彰台に届かずも、手応えを得たジョアン・ミルの週末
ジョアン・ミルは、日本GPのスプリントで自身の力を存分に発揮しながらも、あと一歩届かなかった表彰台に複雑な心境を覗かせた。昨年の厳しいシーズンを思えば大きな進歩であり、心からレースを楽しめた週末となったが、マルク・マルケスとの激しいバトルでラインを外し、ペドロ・アコスタを追いきれなかった悔しさも残る。タイヤ選択も含め決勝で表彰台を狙う。






表彰台目前の走りを振り返る
「今日の結果は本当に嬉しいですが、表彰台があと少しだったので100%嬉しいとは言えませんけどね。昨年のことを考えていくと惨憺たる結果でしたので、こうして結果として繋げることができて嬉しいです。今回の日本での走行は心から楽しめています。明日も楽しみですね。
マルクとの接近戦が影響
「今日はマルクとのバトルでワイドになってしまったことで、終盤ペドロに追いつくことが出来ませんでした。表彰台争いができたことは嬉しいですし、完全に自分の力を出し切って走ることが出来ました。」
ブレーキング合戦への見解
「マルクのオーバーテイクは特に問題はなかったと思います。この種のトラックでブレーキングが深くなっていくとオーバーテイクはある意味強引に行かないと抜けない時があります。ホンダのエンジンも速くなっていますから、余計にそうなっているでしょう。」
明日への意気込みとタイヤ戦略
「もちろんマルクも自分もあのブレーキング合戦でタイムを大きくロスしたことは間違いありません。ただ、これはレースですしショーですから、こういった走りも必要です。明日は自分が彼に対してブロックパスを仕掛けたいですね。」
「明日はミディアムで走行するかわかりません。FP1でしか使っていませんからね。ソフトも悪くありませんが、後半まで温存できるかは不明です。ウォームアップでしっかりと状況を理解したいですね。」