スズキ・エンデュランス・レーシング・チームは今週末にル・マンで開催される世界耐久選手権シリーズシリーズのル・マン24時間耐久に参戦します。現在はランキングトップですが、競合チームひしめく中リードをを維持できるでしょうか。

世界チャンピオンチームであるスズキ・エンデュランス・レーシング・チームは、2016-2017世界耐久選手権シリーズの1戦の舞台であるル・マンに、現在の位ポイントリードを維持するため、先月にチームメイトであるAnthony Delhalleを失った複雑な気持ちと共に挑みます。フランス人ライダーであるVincent PhilippeとEtienne Masson、そして新たにオーストラリア人ライダーのAlex Cudlinを加え、15度の世界チャンピオンに輝いたマシンであるGSX-R1000というチームは昨年9月にフランスはポール・リカール・サーキットで行われた世界耐久選手権の開幕戦であるボルドール24時間耐久レースで優勝しています。

Anthony Delhalleはイベント、そしてシーズン中にチームメイトの心に残り、耐久選手権のプロモーターであるEurosport Eventsは新たにThe Anthony Delhalle EWC Spirit Trophyという賞を用意。これは今週末に初めて、Anthony Delhalleの妻であるJessie Delhalleによって授与される。

(Photo courtesy of suzuki)

この賞はレース中に素晴らしい動きをしたチーム、ライダーに贈られるもので、ランキングアップ、バイクの修復、ライバルを競技上で助けたなどの栄誉を称えるもの。この栄誉ある賞は審判によって決定され、毎レース後に贈られる。これはスポーツの精神とAnthony Delhalleのような素晴らしいライダーを称えるものである。

土曜日のル・マン24時間 第40回大会には合計で60のチームが参加。グリッドをかけて72のチームが争ったというのも記録的なことであり、木曜の午後に公開練習と予選が行われます。2時間の予選は現地時間15:40に開始され、夜間練習は20:30と22:00の間に行われます。

スズキ・エンデュランス・レーシング・チームに加えて、合計で9つのメーカーが参加。この中にはヤマハのYART、GMT94チームに加え、2016年のル・マンの勝者であるSRCカワサキも参戦。その他にはホンダ・レーシング、BMW、Aprilia、KTM、Ducatiに加えMetiss JLC MotoがExperimentalクラスに参戦します。スズキ・エンデュランス・レーシング・チームは2016年型のGSX-R1000を使用。しかし2017年型のGSX-R1000を5月20日に行われるオッシャースレーベン8時間耐久で使用したいと考えています。

チームマネージャー Dominique Meliand

「シーズンの素晴らしいスタートを台無しにしないことが重要です。そしてボルドールで築いたリードを維持する必要があります。2017年型のバイクはパフォーマンス面で素晴らしいものになるでしょう。ただ、まだ新しいパーツ類を全てテストし終えていない状況です。」

今日のセッションに続き、明日金曜には最後の2時間予選が10:10から行われグリッドが決定されます。レースは土曜の現地時間15:00から開始となります。

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