セーフティーコミッションで行われた多数決の結果、グリッド上の23人のうち20人の選手が2016年型タイヤを支持。MotoGPクラスでは6月2日〜4日にかけて開催されるイタリアGP(ムジェロ戦)から、ミシュランの2016年後期型のフロントタイヤを使用するということになりました。

これを受けてMotoGPレースディレクションのカピロッシがインタビューに答えています。木曜のプレスカンファレンスでは、ロレンソ選手ははっきりと旧型タイヤは好まないとしており、旧型タイヤ(70番)と今年型のタイヤ(06番)を好む両方をハッピーにすべきと話していましたが、思っていたよりも早めにこのタイヤに関しては結論が出されました。

ロリス・カピロッシ

「テストはヘレス戦の後の月曜日に行いました。大多数の選手が70番のタイヤ(2017年型)ではなく 旧型のタイヤを選びました。そして今日は将来的にどうするかということについて、正式な多数決投票を行ないました。グリッドには23人のライダーがいますが、20人が70番タイヤに投票し、3名が6番タイヤ(2017年型)に投票しました。これでムジェロから70番のタイヤを使用することになります。」

「70番のタイヤは構造的にもう少し強度があります。そして6番のタイヤは少し柔らかいんです。このせいで、ライダー達はシーズン中に”タイヤが動きまわる”ということで文句を言っていたんです。彼らは70番タイヤをテストした時は肯定的でしたね。まぁ、これは良くあることですが、大多数のライダー達はこの決定を喜んでいて、残りのライダー達はこの決定を喜んでいないでしょう。彼らはこの70番タイヤが気に入っていないわけですからね。ただ、我々は常に多数派の意見に従うわけで、多数派がこのタイヤを望んでいるのですから仕方ないでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)