フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が日本GP初日のフリー走行1回目で1分44秒857を記録し、セッションを制した。バルセロナとミサノでの苦戦を経て、フランチェスコ・バニャイアは再び本来のパフォーマンスを発揮。週末最初のセッションを制し、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)を抑えて首位に立った。

バニャイアはFP1の序盤から1分44秒台に突入し、セッションの大半でトップを維持。しかし、残り15分を切ったところでチームメイトのマルク・マルケスが一時的にトップに浮上。それでも、フランチェスコ・バニャイアは残り9分で再逆転し、チャンピオンシップ首位のチームメイトに対して強烈な反撃を見せた。
ドゥカティGP25勢はセッションを通じて好調だったが、最終的にトップに立ったのはバニャイアだった。ラスト5分間でペースを上げた前年王者のマルティンが2番手に浮上、マルケスは3番手に後退した。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロ VR46 レーシング・チーム)は4番手に入り、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が5番手で、ホンダ勢最上位に躍進した。
フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロ VR46)は6番手を記録したものの、終盤に5コーナーで転倒。同様にジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)も直後に同コーナーで転倒したが、8番手を確保。2人の間に入ったのはペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)で、オーストリアメーカー勢の最上位だった。
IDEMITSUホンダLCRのチャントラ・ソムキアットにとっては今季ベストの内容で、9番手に食い込みホンダ勢2番手。10番手にはミゲル・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が入った。