アコスタがトップタイム、小椋藍は3番手でQ2進出
2025年MotoGP最終戦バレンシアGPの初日プラクティスは、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)が最速ラップ1分29秒240を記録し、開幕以来のベストパフォーマンスを見せた。2番手はマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)で0.053秒差、3番手には小椋藍(トラックハウスMotoGP)が食い込む快走を披露した。
セッション序盤はベッツェッキがペースを握っていたが、ターン4でアコスタを追走中に転倒。同時に、小椋藍もターン3で転倒し、一時的にセッションから離脱したが、その後再び上位に浮上してみせた。中盤にはファビオ・ディ・ジャンアントニオとフランコ・モルビデリ(VR46)が1-2を記録するも、アコスタが連続で1分29秒790を叩き出し、一気にタイムテーブルの頂点に。直後にファステストラップを更新して1分29秒240を記録し、Q2進出争いの“基準値”を押し上げた。

クアルタラロにマシントラブル
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハ)はセッション終盤にストレートでM1がストップするアクシデント。マシンの不具合によりそのままセッションを終える形となったが、なんとか10番手でQ2進出圏を確保した。
小椋 藍が好走を続ける
FP1に続き、小椋藍が公式プラクティスでも3番手タイムをマーク。セッション終盤に15番手から一気にジャンプアップし、Q2進出を確定させた。4番手にはアレックス・マルケス(BK8グレシーニ)が入り、終盤のタイムアップ合戦を制して上位に食い込んだ。
バニャイアはQ2圏外、1秒以内に19台がひしめく超接近戦
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ)は14番手に沈み、Q2自動進出圏を逃した。その差はわずか0.512秒。トップから19番手までが1秒以内という異常なまでの接近戦で、タイム更新がわずか0.1秒でもQ2進出に直結する状況となっている。
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