復帰初日のテストで冷静なアプローチを見せたマルティン
長期離脱を経てMotoGPバイクに再び跨ったホルヘ・マルティンは、復帰初日のテストで強いフィーリングを得つつも、自身のコンディションを冷静に見極めながら走行を重ねている。肩の状態は良好ながらも、転倒による将来的なリスクを深く自覚しており、タイヤ交換を避けフルタンクでの走行を選択するなど、自己制御を徹底している姿勢が印象的だ。競争力の高さに自信を持ちながらも、火曜日のテストに向けてはあくまでトレーニングと捉え、落ち着いたアプローチで臨んでいる。

復帰の喜びと慎重な自己管理
「戻ってこれて本当に嬉しいです。MotoGPバイクに久しぶりに乗るのは簡単ではないですがフィーリングが最高にいいですね。良すぎるくらいで自分のコンディションを考えながら落ち着いて走行するようにしています。現在は将来のためのトレーニングであって競技をしているわけではないと考えています。その気になれば競争力は高いと思っているので抑えるのは大変ですけどね。落ち着いていきたいと思います。」
転倒リスクを回避する冷静な判断
「肩の状態はとてもいいんですが、もし転倒するとなるとその影響は甚大であることもわかっています。転倒すると将来に向けて大きな負債になると考えているので落ち着くように務めています。現実的に考えて転倒を確実に避けようと思っています。プラクティス前もタイヤをあえて交換せず、フルタンクで走ろうと決めていました。通常どおり走行していこうと思っていました。もし新品タイヤで燃料を減らして走行していたら、Q2進出を狙ってしまいますからね。」
テストペースにも手応え
「30秒台程度のペースで走行出来ていますからペースは悪くないと思います。火曜日のテストを考えても悪くないペースだと思います。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。