エミリア・ロマーニャGPの決勝レース結果だ。スタートからポールポジションのフランチェスコ・バニャイアが抜け出すとジャック・ミラーがしっかりと伴走。その後ろをマルク・マルケスが追う展開となった。しかし4周目にジャック・ミラーがターン15でフロントを失って転倒。
同様の形で23周目にフランチェスコ・バニャイアがターン15でフロントからスリップダウン。この瞬間にファビオ・クアルタラロが完走すればタイトル獲得が決まった瞬間だった。マルク・マルケスはそのまま走りきって優勝。

2位は最後に腕上がりで苦しんだポル・エスパルガロ、3位はファビオ・クアルタラロを最終ラップに交わしたエネア・バスティアニーニとなった。エネア・バスティアニーニはこれで4連続トップ6となっている。4位はファビオ・クアルタラロとなり、残り2戦を残して2021年のタイトルを決めた。
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5位はヨハン・ザルコ、6位アレックス・リンス、7位アレイシ・エスパルガロ、8位マーべリック・ビニャーレス、9位ルカ・マリーニ、10位バレンティーノ・ロッシとなった。
| 順位 | ライダー名 | タイム |
| 1位 | マルク・マルケス | 41’52.830 |
| 2位 | ポル・エスパルガロ | 41’57.689 |
| 3位 | エネア・バスティアニーニ | 42’04.843 |
| 4位 | ファビオ・クアルタラロ | 42’05.605 |
| 5位 | ヨハン・ザルコ | 42’09.288 |
| 6位 | アレックス・リンス | 42’10.499 |
| 7位 | アレイシ・エスパルガロ | 42’11.298 |
| 8位 | マーべリック・ビニャーレス | 42’11.437 |
| 9位 | ルカ・マリーニ | 42’18.247 |
| 10位 | バレンティーノ・ロッシ | 42’20.565 |
| 11位 | ブラッド・ビンダー | 42’20.709 |
| 12位 | ミケーレ・ピッロ | 42’20.967 |
| 13位 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ |
42’34.243
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| 14位 | フランコ・モルビデッリ |
42’35.660
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| 15位 | 中上 貴晶 |
43’15.292
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路面:ドライ
路面温度:23℃
気温:18℃
湿度:55℃
優勝マルク・マルケス
「今年の中で最で重要なレースでした。右周りのサーキットではまだ苦戦しているんですが、確実に良いレースが出来るようになっています。多くの自信を得ることが出来ましたし、冬に向けて良い兆候です。今日はペッコが凄いペースでしたが、なんとかついていけました。」
2位ポル・エスパルガロ
「テストからペースは良かったですが、今日はトリッキーな路面コンディションでリアのグリップに苦戦しました。ミゲルを抜いてリズムを掴んだ後は一人旅でしたね。最後は腕上がりの症状が出て、ブレーキも出来ない状況でした。しかし、チームにとって最高の結果になりましたね。」
3位エネア・バスティアニーニ
「妙なレースでしたよね。予選のあとはミサノ1回目のような走行は無理だと思っていました。最後は良いペースでプッシュすることが出来ました。多くの選手が転倒して4位になり、最後はファビオが見えたので猛プッシュして3位を獲得出来ましたね。」
2021年MotoGPクラス ワールドチャンピオン ファビオ・クアルタラロ
「まだ信じられません。本当に夢のようです。家族と共にこの場にいられることが幸せです。もう少し時間が経てばまともなことが話せると思いますが、今はとにかく夢のようです。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。