ポルトガルGPでの最後のホームレースに臨むオリヴェイラ
ミゲル・オリヴェイラは、今週末のポルトガルGPを特別な想いで迎えている。これは彼にとってホームファンの前で走る最後のMotoGPにおけるレースとなる。MotoGPシートを失った要因については冷静に受け止めており、度重なる怪我と過酷なレーススケジュールがもたらす影響にも言及。厳しい舞台に再び立つ可能性を完全には捨てず、今は目の前の結果に集中する姿勢を強調した。

ホームファンの前での走行への特別な想い
「ホームGPで最後のレースですから特別な気持ちになっています。自分にとってはホームファンの前で走ることは大きな自信になりますし、今年に関してはさらにそういった意味合いが強いですね。」
復帰の可能性を否定せず、目前のレースに集中
「今週末を楽しみきろうと思っていますが、MotoGPライダーとして戻ってくることの可能性は閉ざしていません。しかし現時点で自分の居場所はここにないのは事実です。今週末、そして来年結果を出すことに集中しています。」
母国グランプリでの優勝がキャリアのハイライトに
「自分のキャリアの中でポルトガルで開催されたMotoGPで優勝出来たというのは大きな出来事で、自分のキャリアの中でもハイライトだったと感じています。」
怪我と成績不振がMotoGPシート喪失の要因に
「自分にとっては大きな怪我をしたことでバイクを理解する時間がなくなり、結果が出せなかったことでMotoGPシートを失うことは仕方ないと考えていますし、考えすぎても仕方ないと思っています。数週間で復帰できるような怪我ではなかったわけですし、その中でシートを確保するための結果が出せなかったということは後悔しても仕方がありません。」
過密スケジュールとシビアな環境がもたらす負担
「年間のレース数が多いことはMotoGPのタフな部分の1つです。また練習走行をしているわけではなく、FP1から皆が高速タイムを狙って走りだすわけですから、そのシビアさは大きく、ストレスも大きいです。こうしたことがライダーの多くがシリアスな怪我をすることに繋がっていると思いますし、現在もそうですがフルグリッドでライダーが揃わないということにも繋がっているんだと感じています。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。