ベッツェッキ、アコスタとクアルタラロを抑えポルティマオでポール奪取
ポルティマオで行われたMotoGP公式予選Q2で、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が1分37秒556という驚異的なタイムでポールポジションを獲得した。レッドブルKTMファクトリーレーシングのペドロ・アコスタが2番手に入り、3番手にはQ1から勝ち上がったファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が滑り込んだ。

Q1:クアルタラロとミラーがQ2進出
セッション序盤、クアルタラロが1分40秒031で最初の基準タイムを記録。コンディションはドライだが滑りやすく、トリッキーな路面状況の中、彼はすぐにそのタイムを更新してみせた。その後、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)、ニコロ・ブレガ(ドゥカティ・レノボ・チーム)も1分39秒台に突入。
残り2分でルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が暫定トップに浮上するも、トラックコンディションの改善によりセクター毎に赤表示が続出。クアルタラロが再びトップタイムを更新し、それにジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が追随。最終的にヤマハ勢2人がQ2進出を決めた。
Q2:4人による激戦、マルケスは転倒で失速
Q2序盤、Q1の勢いを保ったクアルタラロが1分38秒518を記録し、トップに立つ。しかし、続くアタックでアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシング)が1分38秒098で暫定1位に浮上。ベッツェッキが0.027秒差、アコスタもコンマ1秒以内で肉薄し、上位争いは一気に激化。
ベッツェッキは次のアタックで一気に1分37秒556へタイムを短縮し、ポール争いにおける基準を一気に引き上げた。アコスタがそれに続いて2番手に浮上。アレックス・マルケスも応戦するが、ターン3でクラッシュを喫してセッションを終えることに。
クアルタラロが一時2番手に浮上するも、アコスタが再度逆転。ベッツェッキはその後のアタックでタイム更新はできなかったが、ライバルも追いつけずポールポジションを死守。
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は最後のセクターでタイムを落とし、惜しくもフロントローに届かず。結果的に、2列目先頭の4番手に入った。
グリッドトップ12
1位:マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)
2位:ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)
3位:ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
4位:フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)
5位:アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシング)
6位:ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)
7位:ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)
8位:ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)
9位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46)
10位:ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリーレーシング)
11位:フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシング)
12位:小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。