今年マルケスの独り相撲が続いたシーズンではあったが、ドヴィツィオーゾのシーズンも悪くはなかった。しかし調子が悪い時でも2位を獲得出来るマルケスと比較すると、バイクの性能ではなくライダーの能力の違いが大きいのは間違いないだろう。マルケスに匹敵する速さを持ったライダーが残念ながら存在しない以上、デスモセディチGPの性能を引き上げるしかないだろう。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「全体として見ると、レーススピードには満足しています。非常にコンスタントなペースで走行して、最終的にマルケスとの差もそれ程大きくは開いていません。3番手を走っていたミラーを捉えようとしたものの、彼は非常にうまくライディングしていて、いくつかの場所では自分よりも速かったのでオーバーテイクすることができませんでした。ミラーは表彰台にふさわしい走りをしたと思います。」

「前戦のセパンでも、ここバレンシアでも、自分たちのペースは速かったので、納得してシーズンを終了することができます。ライダーズ・ランキングでも2位を確定することができました。残念ながらマルケスとの差は大きく開いてしまいましたが、バルセロナとシルバーストーンでは他のマシンのクラッシュに巻き込まれてポイントを獲得できなかったにもかかわらず、ランキング3位のライダーに大きな差をつけることができましたね。」
(Source: Ducati)
(Photo courtesy of Ducati)
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。